ロシアはウクライナを武装解除するつもりで先進兵器大国にしてしまった──ワグネル創設者
Wagner Group chief admits Ukraine war has completely backfired
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ワグネルはバフムトからの撤収し、ロシア軍と交代すると発表するプリゴジン (5月25日、ウクライナ東部バフムト) Press service of "Concord"/REUTERS
<武装解除の名目で開始した特別軍事作戦なのに裏目に出た、とプリゴジンがインタビューで上層部批判>
ロシアによる対ウクライナ「特別軍事作戦」は、これまでのところロシア政府が期待したような成果を達成できておらず、ウクライナは今や世界で最も強力な軍の一つに成長した――ロシアの民間軍事組織ワグネルの創設者であるエフゲニー・プリゴジンは5月23日、こう指摘した。ワグネルは、ウクライナの激戦地に数多くの戦闘員を派遣している。
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プリゴジンは親ロシア派ブロガーのコンスタンティン・ドルゴフとの77分に及ぶインタビューをインターネット上で共有。この中で、ロシア軍の指導部を激しく非難した。
戦争が長引くなか、プリゴジンとロシア政府の関係は悪化の一途を辿っている。プリゴジンは、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相とバレリー・ゲラシモフ参謀総長を繰り返し非難。彼らがワグネルの戦闘員に必要な弾薬を供給していないと主張し、それは国家への反逆に等しいと言った。
プリゴジンは問題のインタビューの中で、ロシアはウクライナの「武装解除」を目指していたのに、逆にウクライナを世界最高レベルの兵器で武装させることになったと指摘した。ロシアのウラジーミル・プーチンは2022年2月24日にウクライナ侵攻を開始した際、ウクライナを武装解除すると言っていた。
ウクライナ軍は「世界最強の軍の一つ」
「特別軍事作戦の開始時点でウクライナが保有していた戦車が500台だとすれば、今はそれが5000台に増えている。十分な戦闘能力がある要員が当初2万人だったとすれば、今は40万人に増えている。我々はウクライナを武装解除するどころか、逆に武装させてしまった」
ウクライナはロシアと戦うために、西側諸国から大量の兵器や軍装備品を供与された。その中にはミグ29戦闘機や対空システム、戦術ドローン、ロケットシステム、榴弾砲や砲弾が含まれている。
ウクライナは今や「世界最強の軍の一つだ」とプリゴジンは行った述べ、さらにこう続けた。「彼らは高度に組織化され、高度な訓練を受け、情報活動のレベルも高く、さまざまな兵器を持っている。またロシア製にもNATO製にも通じている」
プリゴジンはまた、ワグネル・グループは能力面で「世界一の」軍隊だとも述べた。
さらに彼はこのインタビューの中で、ショイグとゲラシモフの辞任を要求し、代わりにミハイル・ミジンツェフ大将とセルゲイ・セルゲイ・スロビキン大将を国防省と参謀総長に任命すべきだと示唆した。
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