中国の露骨な「台湾封鎖」訓練に米軍が駆逐艦で即応
China Forces on 'High Alert' After U.S. Warship Transits Taiwan Strait
2023年4月18日(火)20時04分
神奈川県横須賀市の海軍施設を母港とする米海軍第7艦隊は4月16日、駆逐艦ミリアスは「国際法に基づき、航行および上空飛行の自由が適用される海域を航行した」と説明した。
「駆逐艦ミリアスは、いかなる沿岸国の領域にも属さない台湾海峡のルートを通過した」と声明は続く。「米国は、国際法が許す範囲内で、どこでも飛行、航行、活動する」
米国務長官アントニー・ブリンケンは2023年1月、シカゴ大学の行事に出席した際に、「世界中を日々航行するコンテナ船の50%が、台湾海峡を通過している。世界で生産されている上位モデルのコンピューターチップのうち、70%以上が台湾製だ」と述べていた。「台湾海峡の航行が妨害されれば、世界経済全体が打撃を受けるだろう」
駆逐艦ミリアスは、3月23日と4月9日には、中国が領有権を主張する南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島と西沙(パラセル)諸島の海域で「航行の自由」作戦を行なっている。
(翻訳:ガリレオ)