2024米大統領選、共和党はデサンティスが早々に失速 反トランプ派に危機感
米国では、共和党員や元共和党員でありながらドラルド・トランプ前大統領を絶対に支持しない「ネバー・トランパーズ」の間に危機感が広がっている。ニューハンプシャー州マンチェスターで14日撮影(2023年 ロイター/Brian Snyder)
米国では、共和党員や元共和党員でありながらドナルド・トランプ前大統領を絶対に支持しない「ネバー・トランパーズ」の間に危機感が広がっている。2016年にトランプ氏が大統領に就任して以来、この一派は一貫して同氏の政治生命を終わらせる活動をしてきた。それにもかかわらず、24年の次回大統領選が始まった今、トランプ氏の勢いが非常に強く、このままでは共和党の大統領候補指名を勝ち取ってしまうのではないかとみられているからだ。
懸念を誘っているのは、トランプ氏の有力な対抗馬になると目されてきたフロリダ州のデサンティス知事の人気が失速気味であることだ。
デサンティス氏は、保守的な価値観を堅持するためのいわゆる「文化戦争」に夢中になっている間に、政治資金調達や支持率、党候補指名のための味方議員獲得といった面でトランプ氏に圧倒されるリスクが出てきている。
4月上旬の共和党員と無党派層を対象としたロイター/イプソス調査では、トランプ氏支持率は58%とデサンティス氏の21%を大きく引き離した。共和党員のみに対する別の幾つかの調査でも、ここ数週間でトランプ氏のデサンティス氏に対する優位が強まった。
このためネバー・トランパーズのデサンティス氏への期待感は弱まりつつあり、中には実質的に白旗を挙げた向きもいる。
共和党員と元共和党員の有力な反トランプ活動団体「リンカーン・プロジェクト」の共同創設者リード・ガレン氏は「トランプ氏が党候補になるのを止められるなら止めに動くつもりだ。しかし彼は党候補になるだろう」と話す。
リンカーン・プロジェクトは2020年に数百万ドルを投じてソーシャルメディアやテレビ、新聞で反トランプの広告を展開したが、今は既に党候補指名レースの先を見据えている。
ガレン氏によると、同プロジェクトは激戦州(スイング・ステート)でトランプ氏批判広告を流すため引き続き資金を集めているが、これは党候補指名を阻止するためでなく、24年の大統領選本選挙でトランプ氏が恐らく民主党候補となるバイデン大統領と対決する際に影響を与える目的だという。
共和党の大口献金者らは、デサンティス氏がはっきりとウクライナ支援姿勢を打ち出さなかったことや、トランプ氏側による攻撃に断固反論していないこと、全米や重要州の世論調査で人気が低迷している点などに不安を募らせている。
もっともデサンティス氏はまだ正式に大統領選出馬さえ表明していない。共和党ストラテジストのダグ・ヘイアー氏は「軌道修正の時間はたっぷりとある」と指摘した。
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