モスクワ上空に不気味な「黒い輪」出現 正体めぐり憶測飛び交う
(写真はイメージです) fstop123-iStock
<リングは空に向かってゆっくりと上昇しているようにも見える>
ロシアの首都モスクワ上空に黒い輪状の煙が現れ、住民が撮影したという映像をめぐってツイッター上ではさまざまな憶測が飛び交っている。
ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ顧問が月曜にシェアしたこの動画は、30日の時点で270万以上の再生回数を記録。30秒弱の映像の終盤には徐々に煙が薄くなっていくのが確認できる。
別の場所から撮影された動画も拡散され、@Maks_NAFO_FELLAがシェアした映像ではリングが空に向かってゆっくりと上昇しているようにも見える。
過去にイギリスやパキスタンでも
ソーシャルメディア上には動画の偽造を疑うコメントや宇宙人説を唱える声も上がっているが、この現象は過去にも世界各地で何度も目撃されている。
2020年にもパキスタンで同様の現象が発生して世間を騒がせた。
BBCの14年の報道によると、英国でもレミントンスパで同様の光景が目撃されている。ウォーリック城の上空に黒い輪が3分ほど浮かんでいたところを、当時16歳だった女子高生がスマートフォンで撮影したという。
昆虫か鳥の群れ、あるいは何らかの気象現象ではないかと人々は考えたが、気象庁はこれを否定。広報は声明で「気象上の理由はなく、この日レミントンスパで特別なことは何も起こっていなかった」と述べた。
最終的には、この年に1100周年を迎えた城が、記念イベントで打ち上げるための花火をテストしていたことが原因だった可能性が高いとして議論は収束した。
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