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野生動物突進を練習中のゾウの赤ちゃんが撮影される
(写真はイメージです) Roelof Schoeman-iStock
<急発進と急停止を繰り返し、ときにはムーンウォークのようなムーブも>
ゾウの赤ちゃんがカメラの前で特徴的な動きを繰り返す様子が撮影され、「可愛らしい」とネット上で評判となっている。
この映像は野生動物写真家のザンダー・ローテンバッハとステファニーの夫婦が南アフリカのクルーガー国立公園で捉え、フェイスブックとユーチューブチャンネルに公開した。
子ゾウはカメラの方に向かって走ってくるかと思いきや立ち止まり、向きを変えてはまた走り出す。ときにはムーンウォークのようなムーブまで披露する。これがまるで突進の練習をしているみたいだとしてネットユーザーの心を捉えている。
このゾウは数分間、急発進と急停止を繰り返すと群れの仲間のところへ戻って行った。
ゾウは社会性の強い動物で集団で子育てをすることが多く、赤ちゃんは群れの中の他の個体を真似して突進などの動きを練習する。
ときには"モックチャージ(突進のふり)"と呼ばれる動作で相手が脅威であるかを判断することもあり、オープンアクセスジャーナル「Journal of Biodiversity & Endangered Species」に掲載された論文によれば、本来の突進と比べて芝居がかったものになる傾向があるという。