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野生生物「残酷すぎる...」カマキリが鳥を捕食、前脚で抱え込み食らい付く
Watch Praying Mantis Feast on Bird in Horrifying Video: 'Brutal to Watch'
(写真はイメージです) Grandbrothers-iStock
<鳥を抱え込み捕食するカマキリが「残酷すぎる」と話題>
カマキリがハチドリを捕食する動画が、多くのネットユーザーを驚かせている。木の枝にぶら下がったカマキリは、前脚でハチドリを抱え込み捕食。この動画はRedditユーザーのu/SNAKES_ON_A_PLATEが2022年8月に、自宅の庭で撮影したものだ。
この動画を見たネットユーザーたちからは「残酷すぎる」、「自然界は恐ろしい」といったコメントが寄せられている。
世界には約2400種のカマキリが存在する。ほとんどの場合、カマキリは獲物を待ち伏せし、捕食。大型種は昆虫だけでなく、カエル、トカゲ、魚、鳥なども襲う。The Wilson Journal of Ornithologyが2017年に掲載した論文によると、南極大陸を除く全大陸の13カ国で、カマキリが鳥を襲うケースは147件、確認されているという。
ハチドリは小さな鳥であるため、カマキリの標的になりやすい。National Geographicによると、カマキリは鳥の胸を刺したり、頭に食いついたりして捕食する。カマキリに捕まり、頭皮を剝がされたり、首を切られたり、羽をもぎ取られたりした鳥が発見されたこともあるという。そして前述の論文いわく、人間の助けを借りずに逃げられた鳥はわずか2%だったそうだ。
このように、動画に収められたハチドリは哀れではあるが、カマキリが鳥を捕食するケースは珍しくない。
またカマキリは共食いをすることでも知られており、雄が雌に食べられてしまう事も多い。共食いの理由はまだ正式に解明されていないが、子孫の生存率を高めるため、雄が雌に栄養分を与えているのではないかという説もある。
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