最新記事

セレブ

サウジの法律を無視して「天狗」のロナウドに世間が怒った意外な理由

Claims Saudi Arabia Bent Marriage Law for Cristiano Ronaldo Sparks Debate

2023年1月11日(水)16時59分
ジェームズ・ブリンスフォード

客人がVIPというだけで、簡単に折れるサウジアラビアを批判する声もある。

「つまり重要人物であれば、法律のベースにある宗教の教義さえも破ってしまうということか...」

ロナウドは1月22日、新天地でデビューする予定だ。中東に移住するのは、「ヨーロッパでは望みは全て叶ったため」とのことだ。

アル・ナスルとの契約後、ロナウドは次のように述べている。「自分の人生で、この大きな決断ができたことをとても誇りに思っている。ヨーロッパでは、私の仕事は終わった。私はすべてを勝ち取った。これは新しい挑戦だ」

「アル・ナスルがこの機会を与えてくれたことに感謝している。これは、サッカーだけでなく、若い世代や女性の世代のためでもある。私にとってこれは挑戦だが、とても幸せで、とても誇らしい気分だ」

アル・ナスルのルディ・ガルシア監督は、現代ではアルゼンチン代表のリオネル・メッシと双璧をなす世界最高の選手とされるロナウドがキャリア後半で大きな一歩を踏み出すことを決意したことに歓喜している。

「素晴らしいことだ。私たちにとっても、アル・ナスルにとっても、サウジアラビアにとっても。クリスティアーノ・ロナウドは、単なる選手ではない。世界最高の選手の一人だ。私たちのクラブにスポットライトを当ててくれたのは本当に素晴らしい」

「偉大なチャンピオンは、監督として対応しやすい選手でもある。彼はもうチームに溶け込んでいる。新しいチームメートと冗談を言い合い、楽しそうに笑っている。直近の試合でも、プレイこそできなかったが、私たちと一緒にいた。ロッカールームで自転車に乗っていた」

(翻訳:ガリレオ)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

テスラ車販売、3月も欧州主要国で振るわず 第1四半

ビジネス

トランプ氏側近、大半の輸入品に20%程度の関税案 

ビジネス

ECB、インフレ予想通りなら4月に利下げを=フィン

ワールド

米、中国・香港高官に制裁 「国境越えた弾圧」に関与
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 9
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中