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中国中国で新年早々「大騒ぎ」 花火禁止を巡り若者が暴徒化、パトカー破壊しひっくり返す
China's New Year Revelers Overturn Police Car To Defy Firework Ban
(写真はイメージです) carmebalcells-iStock
<花火禁止令を無視した若者の一部が暴徒化し、警察と衝突。中国で新年早々に起きた大騒ぎ>
ゼロコロナ政策が緩和された中国では、新年を祝う若者の一部が暴徒化。禁止されている花火の使用を巡って警察と衝突する事件が発生した。市民がパトカーを襲う様子などが動画におさめられ、中国版TikTokのDouyin上で注目を集めた。
Douyinの検閲により、動画は削除された。だがある種の「デジタルアーカイブ」として機能するTwitter上には、いくつかの動画が残されている。
ある動画では、若者たちがパトカーに群がっており、背景には花火が見える。別の動画では、若い男がパトカーの上に立ち、群衆を盛り上げている。このパトカーは後にひっくり返されたようだ。
事件は1月2日の午後11時頃、河南省・周口市の主要な大通りに面した公共広場で起こった。地元警察は、騒動を挑発した疑いのある8人のうち6人を逮捕したと発表。「数人が道端に駐車していたパトカーを故意に破壊し、見物人を集めた。その結果、現場は大混乱に陥り、悪影響を及ぼした」という。
同警察は残りの容疑者に自首を促しており、「寛大な処置」を約束している。秩序はすでに回復しており、負傷者はでなかったという。
同警察の発表は、2021年7月に出された花火と爆竹の禁止令には言及していない。この禁止令は中央政府の方針に沿ったもの。中国では旧正月などの祝日に、厄払いのために大音量の爆竹を鳴らすという風習がある。そのため2018年以降、数百の都市が花火の使用を禁止、または制限した。
北京では2022年、花火を禁止とする範囲を繁華街から市全体へと拡大。結果として、PM2.5の観測を開始した2013年以来、最もきれいな空気を記録することができたという。
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