ロシアの戦争は今や「防衛戦」に...ウクライナ軍を恐れて設置した「竜の歯」とは?
2022年12月11日(日)13時35分
英国防省によれば、ロシアは各地での敗北の報告が相次いだことを受けて、占領地域の周辺に要塞を築き始めた。同省が11月に公表した報告書によれば、「竜の歯」は、ロシアが一部占領しているドネツク州マリウポリとニコルスケ村の間に設置された可能性が高いということだ。報告書は、ロシアがウクライナ南部ヘルソン州の州都からの撤退完了を発表したのと同じ頃に公表された。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12月7日、ウクライナ侵攻が当初の想定よりも長くかかっていることを認めた。今もウクライナでの戦争を「特別軍事作戦」と称しているプーチンは、「もちろん、それは長いプロセスになるだろう」と述べた。英BBCによれば西側の当局者たちは、プーチンの当初の計画が「迅速な勝利の達成」だったと考えていた。
ロシアはミサイルやドローン(無人機)を使った攻撃を繰り返し、ウクライナの民間人やエネルギー関連施設を標的にしている。ゼレンスキーは、ロシアが「達成できなかったことを、テロ行為や殺人行為によって達成しようとしている」と非難している。
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