「ポーランド着弾」の日に起きていた「過去最大の空爆」...迎撃の現場映像をウ国防省が公開
ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は11月7日に「NASAMS」と「アスピーデ」の供給第一弾を受け取ったことを明らかにした。「IRIS-T」は10月に受け取っている。
レズニコフは声明の中で、「これらの兵器はウクライナ軍の能力を大幅に強化し、我が国の上空をより安全にしてくれるだろう。我々は今後も、攻撃してくる敵の標的を撃墜していくつもりだ」と述べた。
ニューヨーク・タイムズ紙は、ウクライナは最新鋭の兵器や情報システムの「試験場」と化していると報道。西側諸国の政治当局者や軍司令官らは、これらの兵器やシステムが、これからの数十年における「戦争の姿」を形づくることになる可能性があると予想している。
ウクライナと同盟諸国は昨年の夏以降、黒海で無人水上爆撃艇の試験を行ってきた。10月末にはこの爆撃艇が、ロシアが占領しているクリミア半島のセバストポリ沖でロシア軍の艦隊を攻撃するのに使われた。またウクライナ戦争では、新たに開発されたドローン迎撃銃「スカイワイパー」も使用されている。
■【動画】ドローンを操縦不能にして無力化する迎撃銃「スカイワイパー」の威力
ニューヨーク・タイムズによれば、リトアニアのダリア・グリバウスカイテ前大統領は、「私たちはウクライナで戦い方を学び、NATOの軍装備品の使い方を学んでいる。ウクライナは学びの多い戦場だ」と述べた。リトアニアは8月に「スカイワイパー」50台をウクライナに供与しているという。
ウクライナでのこうした「試験運用」は、アメリカやその同盟諸国の高官や国防計画立案者が、今後20年にわたって軍事費をどう投資するのかを決めるのに役立っているとされている。