衛星写真が捉えた「ロシア軍部隊がベラルーシ国内に集結」...その目的に2つの可能性
2022年11月11日(金)17時43分
軍事研究所(ISW)は11月9日に発表した分析の中で、ベラルーシがウクライナ戦争に参加するかどうかについて、国内への影響を考えると依然として可能性はきわめて低いとの見解を示した。一方でRFE/RLは、ロシア軍がベラルーシに部隊を配備する狙いは、ウクライナ軍を東部と南部における反転攻勢から引き離すことである可能性もあると指摘した。
RFE/RLは、ロシアは「(ベラルーシから)攻勢に出るだけの戦闘力を保有していないし、近くにウクライナの重要拠点もない」というマーク・キャンシアンの指摘を引用して報じた。キャンシアンは、ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所」の軍事アナリストだ。
そのキャンシアンは、9月にウクライナ軍が反転攻勢に出て以降、ロシア軍は深刻な打撃を受けていると述べ、ロシア政府は「おそらく(反転攻勢が展開されている地域から)ウクライナ軍の注意を逸らさせたいのだろう」とつけ加えた。
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