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アメリカ彼はヒーローだ! 呼吸停止した生後1カ月の赤ん坊を蘇生させた警官、緊迫の1分間
OLJensa-iStock
<現場に急行し、迅速な蘇生術で赤ちゃんの命を救ったミズーリ州の警官。わずか1分間のボディカメラ映像に一部始終が映っていた>
米ミズーリ州の警察官の活躍により、呼吸停止した生後1カ月の女の赤ちゃんの命が救われるドラマチックなボディカメラ映像が、カンザスシティ警察によって公開された。その迅速かつ適切な対応を見た人々からは、称賛の声が集まっている。
■【動画】わずか1分で赤ちゃんの命を救った警察官の「英雄的」救命措置
11月3日、警察官のリチャード・デュシェインは同僚のチャールズ・オーウェンとともに、赤ちゃんが呼吸していないという通報を受けて現場に急行。彼らが通報者の家に駆けこんだ時にはまだ救急隊員は到着しておらず、カミヤという名前の乳児は父親の腕の中でぐったりした様子だった。
そこでデュシェインは父親からカミヤを受け取り、自分の腕に抱きながら救命措置を開始した。映像には、彼がカミヤに呼びかけながら、胸と背中を押して心臓マッサージを施す様子が映っている。
この行動の結果、動画の最後の場面ではカミヤが呼吸を再開し、デュシェインは「呼吸し始めたぞ」と周囲に知らせる。その後、カミヤは病院に搬送され、現在では安定した状態にあるという。カミヤは、乳幼児に深刻な症状をもたらすことがあるRSウイルス感染症にかかっていたという。
「彼女が無事だったことが最高のご褒美」
カミヤの母親であるタジャニア・アレンは、娘が無事だったことへの安堵と、デュシェインへの感謝を語っている。「彼女はまだ呼吸器などを付けていますが、ほかのどこにいるより、ここにいてくれる方がいいです」「リチャード・デュシェインはヒーローです。娘の命を救ってくれました。彼のためなら何だってできます。彼は娘を救ってくれました。心から感謝しています」
一方のデュシェインは、赤ちゃんが元気だと知れたことが、最高のご褒美になったと語った。「彼女が無事で、呼吸をしているところを見られたのが、最高のご褒美だった。またあの赤ちゃんに会うことができる、ということがね」