最新記事

ツイッター

ツイッターを買収したイーロン・マスクは陰謀論者?ペロシ夫襲撃について、トンデモ理論を支持

Elon Musk Slammed After Tweeting Paul Pelosi Conspiracy Theory at Clinton

2022年10月31日(月)17時49分
アンドルー・スタントン

政治評論家のモリー・ジョンファストはクリントンへのツイートがツイッターの広告ビジネスに与える影響を指摘。また、「イーロン・マスクはサンタモニカ・オブザーバーのツイートを削除した。エスカレートさせはしなかったけれど、謝罪したとか訂正を試みたわけではない」と述べた。

サンタモニカ・オブザーバーはツイッターでマスクに対し、記事をシェアしたことに謝意を示した。また、フェイクニュースだとの指摘に対しては「情報源はあり」、「意見として投稿した」としている。

「ツイッターを買収してくれてありがとうイーロン・マスク。そしてうちの記事をリツイートしてくれてありがとう」とサンタモニカ・オブザーバーはツイートした。

マスクのツイッター買収にも数多くの反対意見が寄せられている。

表現の自由を盾にして、偽情報やヘイトスピーチがツイッターで盛り上がるのを認めようという彼の姿勢に対しては、買収話が出たときから懸念の声が上がっていた。

マスクはツイッターを「誰でも参加自由な地獄絵図」にはさせないと述べたが、懸念を沈静化させる具体的な対応はほとんどしていない。そこに冒頭のツイートで、懸念をさらにかき立てる結果となった。マスクは28日、ツイッターのコンテンツモデレーションのシステムにはまだ変更はまだ加えられていないと述べている。

トランプを「出禁」にした幹部もクビ

ツイッター買収後、マスクはパラグ・アグラワルCEOや最高総務責任者のビジャヤ・ガッデなど経営トップの一部をさっそく解雇。ガッデは昨年1月、ドナルド・トランプ前大統領が暴力を教唆したとしてそのアカウントの永久凍結を決めた人物だ。

有名テレビプロデューサーのションダ・ライムズなど有名人の中には、買収を受けてツイッターに別れを告げた人たちもいる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレ

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 5
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 6
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 10
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴え…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中