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アフガニスタン

最大1万人が参戦!? あの国の元特殊部隊隊員たちがロシアの戦力に

Recruiting Afghans

2022年10月31日(月)21時05分
リン・オドネル(フォーリン・ポリシー誌コラムニスト)

ロシア市民権の特典も

自身が誘いに乗らなかったのは、ロシアを故国の敵と考えているからだ。

1979年にアフガニスタンに侵攻した旧ソ連は、アメリカが支援するゲリラ組織ムジャヒディンと10年に及ぶ戦いを繰り広げた。

最近では、ロシアはタリバン復権を支援。アフガニスタンの新政権として正式承認こそしていないものの、緊密に手を組んでいる。

英特殊部隊と協力関係にあった別の元隊員はイランに逃れたが、今では同国警察に拘束されることを懸念していると語った。彼も元大尉もイギリスでの再定住を望んでいるが、当局に保護を求める方法が分からないという。

筆者が目にした勧誘メッセージは、どれも同一の文言を使用しており、トップダウン型の組織化された活動であることがうかがえる。

「よりよい待遇と豊かな資源。ロシア行きを希望する者は氏名、父親の氏名、軍での階級を連絡されたし」。そう呼び掛けるメッセージは、元所属部隊の仲間の勧誘に協力するよう求めている。

アフガニスタンのテレビ局の報道によれば、ロシア市民権も採用者の「特典」の1つだ。

4児の父親である元大尉はイギリス移住の望みを捨てていない。

「私たちは20年もの間、米英の味方として、アフガニスタンの敵と国内各地で戦った。それなのに、今は罪人のように身を隠している」

From Foreign Policy Magazine

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