最新記事

SNS

FB・インスタはテロ組織? ロシア、米メタを「過激派」に指定

2022年10月12日(水)09時25分
米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)のロゴ

ロシア連邦金融監視サービス(FMS)は米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)を「テロリストと過激派」のリストに加えた。今年6月、ロサンゼルスで撮影(2022年 ロイター/Mike Blake/File Photo)

ロシア連邦金融監視サービス(FMS)は米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)を「テロリストと過激派」のリストに加えた。国内メディアが11日、報じた。

メタは傘下にフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップを持つ。モスクワの裁判所は6月、ロシアにおける「過激派活動」で3月に有罪判決を受けたメタの控訴を棄却。当時、メタの弁護士はメタは過激派活動を行っておらず、反ロシア感情に反対していると述べていた。

連邦金融監視サービスの動きについて、メタからコメントは得られていない。


ロシア政府はフェイスブックとインスタグラムへのアクセスを制限しているが、バーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)を通せば利用が可能。アンドレイ・クリシャス議員は11日、連邦金融監視サービスがメタを過激派に指定しても、ユーザーの状況は何も変わらず、メタ製品の利用は法律違反に当たらないと指摘。ワッツアップを巡る制限もないと述べた。

ただ、弁護士やデジタル権利団体などは、フェイスブックとインスタグラムのユーザーは一部の投稿について警告を受けていると指摘。人権弁護士のパーベル・チコフ氏は、インスタグラムやフェイスブックのロゴを表示したり、これらに広告を出したりするだけで、違法行為と見なされる恐れがあるとしている。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 9
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中