ロシアが「核」「第3次大戦」まで持ち出すなか、NATOが軍事演習を始める意味
Putin Threatens 'Global Catastrophe' if NATO Forces Clash With Russia
2022年10月17日(月)19時55分
「ウクライナへの本格的な侵略という文脈の中でロシアは言語道断な核の脅しを行っているが、今NATOが演習を行うことは核兵器使用への恐怖を軽減することにはならない」と、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)でキャンペーンコーディエーターを務めるダニエル・ホグスタは以前、本誌に対し指摘していた。
一方、ノルウェー防衛研究所のカタジナ・ジスク教授(国際関係論)はこう指摘する。ロシアのウクライナ侵攻直後の3〜4月にノルウェー主導で行ったNATOの軍事演習「コールドレスポンス(冷たい反応)」には、「抑止的な要素」があった。その経験が、今度の軍事演習決行の背景にあるのではないか、というのだ。「同盟の信頼性と、抑止と防衛の確かさを示すのがその目的だ」
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