ハリケーン・イアンを中から観測する飛行機が怖い
Hurricane Ian: Watch as 'Hurricane Hunter' Plane Flies Through Eyewall
NOAAの1部門である国立ハリケーンセンター(NHC)の公式ツイッターは、27日午後9時時点でイアンの目はフロリダ州の南西沖に位置し、キーウェスト国際空港では風速80キロ/時、最大瞬間風速101キロ/時を観測したと伝えた。
NHCは公式ホームページの情報を午後5時に更新、「フロリダ州西部の沿岸部では、人命を脅かす規模の高潮が予想され、ネープルズとサラソタは最も危険だ」と警告した。
「イアンの中心近くでは、強風による壊滅的な被害が予想される。住民は大至急、全ての備えを完了すること」
NHCはまた、28日には「ハリケーンによる」強風がフロリダ州南西部と西部の中心部で吹き荒れる恐れがあり、フロリダ州の大半の半島では今後数日間、豪雨が続き、洪水が発生する恐れがあると警告した。
NOAAの広報担当ジョナサン・シャノンは本誌の取材にメールで応じ、NOAAはハリケーン観測用に改造されたロッキードWP-3Dオリオンを2機保有しており、アンダーウッドが乗ったカーミットはその1機だと述べた。ハリケーンの規模や進路をより正確に予報できるよう、高度8000〜1万フィートでハリケーンの内部に突入し、データを収集するという。
アンダーウッドはツイッターで、イアンの中心にドローンを飛ばし、データを収集する実験のため、着陸後すぐにまた次のフライトに向かうと述べ、イアンの進路に当たる地域の住民に油断は禁物だと呼びかけた。
「あなた自身と周囲の人々のために、賢明な選択をすること。避難指示に従ってほしい」