最新記事

男女

「相手がそわそわしていた」「まったくもって不快」 女性の体液を香水にする「ヴァビング」が流行

2022年9月15日(木)19時00分
青葉やまと(Pen Onlineより転載)

フェロモンが効果?「デートで相手がそわそわしていた」 @jewliea-TikTok

<現在、恋のパートナーを惹きつける方法として、「ヴァビング」と呼ばれる行為がTikTokで拡散し、そのなりふり構わない内容が人々を当惑させている......>

恋のパートナーを惹きつける方法として、古今東西さまざまなテクニックが流行してきた。現在TikTokでは「ヴァビング」と呼ばれる行為が拡散し、そのなりふり構わない内容が人々を当惑させているようだ。

方法はいたってシンプルだ。このテクニックを試したい女性は、デート中にさりげなくトイレに入り、下半身の体液を耳の後ろなどに香水代わりに塗る。すると女性フェロモンが効果をあらわし、自分を魅力的にみせることができるのだという。

ヴァビング(Vabbing)とは、女性器を意味するvaginaと、さっと塗るという意味のdabbingを合わせてつくられた造語だ。

フェロモンが効果?「デートで相手がそわそわしていた」

TikTokでは多くのユーザーがヴァビングを試した結果を報告しており、ちょっとしたブームになっている。

あるユーザーは「批判があるのは想像がつくけれど......」と切り出し、一夜のデート体験を語っている。動画によると、その夜はレストランという公共の場所にもかかわらず、デート相手の男性がやたらと身体を触ってきたという。

彼女によるとこれには理由があって、ヴァビングをしたことでフェロモンが振り撒かれ、相手の男性が理性を保ちにくくなっていたのだという。

ほか、英ニュースメディアのウェールズ・オンラインは、ジムで男性の興味を引くことができたという体験談や、デートに誘われることが多くなったなどの声を紹介している。

「TikTokで最も不快」行き過ぎに否定的な意見も

この斬新なテクニックを知った女性たちのあいだでは、反応が割れているようだ。欧州ニュース専門チャンネルの「ユーロ・ニュース」は、「膣の分泌液を使うことに恐怖を感じる人々がいる一方で、女性たちが恥じることなく自身の自然な匂いを取り入れる動きだとして称賛する人々もいる」と報じている。

しかし、専門家たちは懐疑的だ。記事に対して複数の専門家たちが、人間へのフェロモンの効果が科学的に確定されていないことや、そもそも膣の匂い自体が男性器と同様、あまり魅力的とはいえないと指摘している。

ウェールズ・オンラインは、ヴァビングが一部のTikTok視聴者の関心を惹いているとしつつも、「TikTokで最も不快なものとなり得る新たな候補」になっていると指摘する。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

イスラエル、イラン核施設への限定的攻撃をなお検討=

ワールド

米最高裁、ベネズエラ移民の強制送還に一時停止を命令

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 4
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 5
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 6
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 7
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 8
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 9
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 10
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 10
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中