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エリザベス女王死去女王がかわいがっていた犬が「一緒に埋葬される」というブラックジョークも
AFTER THE QUEEN
女王の死後、バッキンガム宮殿に集まった人々の中にはコーギーの姿も(9月11日) John Sibley-REUTERS
<ダイアナ妃のときはぬいぐるみが発売され、エルトン・ジョンが葬儀で曲を捧げたが......。女王死去後の英王室を徹底予測:その3>
エリザベス女王の死去はイギリスと王室にどのような変化を引き起こすのか。Q&A形式でまとめた。
※女王死去の影響:ヘンリーは離脱を後悔? ウィリアムと父チャールズとの関係が変わる? から続く。
■この騒ぎの間、メーガン妃はどこにいたのか。
いつもメーガン妃ばかりが取り沙汰されるのは不公平だが、仕方がない部分もあるから答えよう。
チャールズと2人の王子、それに女王のその他の子供たちは、9月8日に女王の元に駆け付けた。メーガンはロンドンにいて、当初はヘンリーに同行すると報じられていたが、そうしなかった。子供の面倒を見るためだったかもしれない。キャサリン妃も夫に同行しておらず、理由は分からない。
■女王がかわいがっていた犬のコーギーたちはどうなる?
メディアはこの話をさんざん伝えていたが、ひとことで言えば分からない。王室の誰かが引き取るか、あるいは女王に信頼されていたスタッフが世話をすることになるだろう。
女王はコーギーの繁殖をやめたと2015年に報じられていた。子犬を残して逝くのが嫌だからという理由だ。「いけにえとして女王と一緒に埋葬されるのでは」というブラックジョークもあるが、それはなさそうだ。
■ダイアナ妃が死去したときのように、ビーニー・ベビーのぬいぐるみが発売される?
販売元のタイ社が英王族の死去に際して、紫色のクマのぬいぐるみを発売するのを恒例にしているかどうかは分からない。問い合わせ中なので、回答があればお知らせする。
■ダイアナ妃のときのように、葬儀でエルトン・ジョンが曲をささげる可能性は?
どうだろう。彼は昨年、ツアーからの引退を発表している。だが最近、ブリトニー・スピアーズとのコラボ曲を発表しているし、可能性はゼロではないかもしれない。
■女王の肖像が描かれたイギリスの通貨はまだ使える?
もう使えない。だから私に預けなさい。代わりに処分してあげるから......というのは冗談! 硬貨も紙幣もまだ使える。
しかし今後は徐々に、国王の肖像が描かれた新たな通貨に置き換わっていくだろう。女王の肖像が入った通貨にはいずれ使用期限が設けられる可能性があるから、使えるうちに使っておいたほうが得策だ。
■英連邦の加盟国の通貨もたくさん持っているんだけど。カナダにニュージーランドに......。
女王の肖像が入っているなら、いずれは使用期限が来る。残念!
■描かれている人物が死去するたびに通貨を変更しないといけない国っておかしくない? いつか死ぬ人間より、ずっと残る歴史的建造物を通貨に採用すればいいのでは? あるいはアメリカみたいに、死去した人物の顔を採用し続けることができるようにするとか。
その提案は新国王へどうぞ。
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