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アメリカ政治トランプの弁護団が開き直り 機密文書の存在「驚くに当たらず」と主張
トランプ前米大統領のフロリダ州の邸宅から押収された文書に機密性の高い文書が含まれていたことについて、同氏の弁護団は31日、大統領記録の性質上、機密情報があって当然だと主張した。写真は2021年6月、ノースカロライナ州でのイベントで撮影。(2021年 ロイター/Jonathan Drake/File Photo )
トランプ前米大統領のフロリダ州の邸宅から押収された文書に機密性の高い文書が含まれていたことについて、同氏の弁護団は31日、大統領記録の性質上、機密情報があって当然だと主張した。
押収品について第三者の立場で審査する「特別管理者」の選任を求めて起こした裁判の審理が9月1日に始まるのを前に、弁護団が書面を提出し、「大統領記録が機密情報を含んでいるとしても驚くには当たらない」と論じた。
また、連邦捜査局(FBI)がフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で8月8日に実施した異例の家宅捜索について司法省を批判。トランプ氏は米国立公文書館(NARA)と大統領記録の引き渡しについて通常の意見交換を行っていたとしたし、FBIには安全対策について助言を受けるために自宅に来るのを許可したと述べた。
司法省は30日、FBIが今年6月にマールアラーゴから機密文書を回収しようとした際、文書が故意に隠された証拠があるとし、これが捜索につながったと説明した。