最新記事

動物

動物園のゴリラが見せた、あまりに華麗なスライディング

2022年8月8日(月)19時05分
若道いつき
ニシローランドゴリラ

(写真はイメージです) Daniel Dolan-iStock

<その身のこなしにマイケル・ジャクソンを想起するTikTokユーザーまで>

動物園のゴリラがガラス越しに来園客を驚かせる映像が、動物好きなネットユーザーの間で話題となっている。

ティナ・フリック(@its_just_me0215)がTikTokに投稿した動画には、囲いの奥から姿を現すや否や猛スピードで迫ってくるゴリラの姿が映っている。滑らかなスライディングと鮮やかなターンのコンビネーションを目の当たりにした来園者は、あまりの驚きに笑いを堪えられない様子。ゴリラは大きなお尻を向けて数秒間静止し、やがて落ち着いた足取りで元の場所へと戻って行った。

この動画は(8日の時点で)1000万以上の「いいね」を記録。ユーザーのYaKnow(@yaknow96)は、ゴリラのスライドを見て「スムーズ・クリミナル」の頃のマイケル・ジャクソンを思い起こしたようだ。コメント欄には他にも英語、日本語、韓国語、アラビア語など様々な言語が見られ、その反響の大きさがうかがえる。

ゴリラとその生息地の熱帯雨林保全を目的に活動する団体Berggorilla & Regenwald Direkthilfe e.V.によると、一般的にゴリラは人間の近くではとてもシャイで控えめだが、予想外の動きに驚いたり脅威を感じた場合には攻撃に出ることがあるという。

ゴリラが突進してきたときには、かがみこんで下を向くなど従順に振る舞う必要がある。最もやってはいけないのは走って逃げることだ。

投稿のハッシュタグから、このゴリラがリバーバンクス動物園(サウスカロライナ州コロンビア)のニシローランドゴリラのセンズーだと分かる。ニシローランドゴリラは現在、絶滅寸前の危機に瀕している。伐採を目的とした人間の森林地帯への進出が個体数減少の主な要因だという。

【映像】華麗なるスライディングを披露するゴリラ

ニューズウィーク日本版 独占取材カンボジア国際詐欺
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月29日号(4月22日発売)は「独占取材 カンボジア国際詐欺」特集。タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ウクライナ首都に今年最大規模の攻撃、8人死亡・70

ビジネス

日本国債の残高9年ぶり圧縮、低利回り債入れ替えポー

ビジネス

独IFO業況指数、4月は86.9 予想外の上昇

ビジネス

ノルウェー政府系ファンド、第1四半期は400億ドル
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負かした」の真意
  • 2
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学を攻撃する」エール大の著名教授が国外脱出を決めた理由
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 5
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考…
  • 6
    アメリカは「極悪非道の泥棒国家」と大炎上...トラン…
  • 7
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 8
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「iPhone利用者」の割合が高い国…
  • 10
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 4
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 5
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 6
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 7
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 10
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中