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アメリカ政治米公文書館、トランプ邸から700ページ超の機密文書回収していた FBIの家宅捜索前
米国立公文書館(NARA)が、トランプ前大統領のフロリダ州邸宅「マールアラーゴ」から700ページ超の機密文書を回収していたことが分かった。8月9日、ニューヨークで撮影(2022年 ロイター/ David 'Dee' Delgado)
米国立公文書館(NARA)が、トランプ前大統領のフロリダ州邸宅「マールアラーゴ」から700ページ超の機密文書を回収していたことが分かった。保守派ジャーナリストのジョン・ソロモン氏が22日、NARAが5月にトランプ氏の弁護団に宛てた書簡を公開した。
書簡によると、NARAは1月に15箱の文書を回収。「最高機密」と記された文書も含まれていたという。
また書簡からは、トランプ氏の弁護団がマールアラーゴに持ち出された文書に対し大統領特権が適用されるかどうかを判断する時間が必要として、文書の引き渡しを遅らせていた様子も明らかになった。
司法省は、トランプ氏が15箱をNARAに返却した後も、マールアラーゴに機密資料が残されている可能性を疑っていた。
その後、米連邦捜査局(FBI)が8月8日に行ったマールアラーゴの家宅捜索では、最高機密と記された文書を含む11点の機密文書などが入った20箱が押収されている。
トランプ氏は22日、FBIによる家宅捜索に関連し、押収資料の検証について監視役が任命されるまで差し止めるよう同州の連邦地方裁判所に申し立てた。