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アメリカ企業スターバックス、従業者の組織化活動へ報復で2店舗閉鎖か=労組
米コーヒーチェーン大手スターバックスの従業員が結成を進めている労組「ワーカーズ・ユナイテッド」は8月23日、同社が組織化活動の報復として2店舗を閉鎖したと明らかにした。2017年2月、テキサス州オースティンで撮影(2022年 ロイター/Mohammad Khursheed)
米コーヒーチェーン大手スターバックスの従業員が結成を進めている労組「ワーカーズ・ユナイテッド」は23日、同社が組織化活動の報復として2店舗を閉鎖したと明らかにした。ただスターバックス側は、店舗閉鎖は事業上と安全上の理由だとしている。
約200店の従業員を代表するワーカーズ・ユナイテッドによると、カンザスシティーとシアトルの店舗の従業員が22日、それぞれの店の閉鎖を知らされた。両店舗の従業員は既に、全米労働関係委員会(NLRB)に労組結成の「選挙申請」を提出している。
一方スターバックスの広報担当者は「われわれは組合組織化された店舗とそうでない店舗の安全を同じように重視し、組織化されていない店舗でも顧客やパートナーに安全な環境を提供するのが難しい場所では閉鎖している」とコメントした。
ワーカーズ・ユナイテッドは、スターバックスが過去数カ月で閉鎖したのは19店で、このうち42%が組合活動に従事していたと述べた。