集団で強姦と殺人を犯した11人が釈放...英雄のような歓迎を受け、批判が殺到
BJP政権になってからイスラム教徒への攻撃が激増
11人の受刑者が釈放されたことを受け、多くの活動家や政治家などが非難の声を上げている。インドの著名ジャーナリスト兼活動家ラナ・アイユーブは、「女性でなくても、イスラム教徒でなくても、政府に批判的な人でなくても、ビルキス・バノさんを集団レイプし、その家族を殺害した犯人たちの恩赦に激怒することはできる」とツイートした。
弁護士のプラシャント・ブーシャンは、「これは公式発表だ。少なくとも1つの州、1つの政党、1つの組織がレイプ犯たちを愛しているということだ!」とコメントしている。また、ジャーナリストのアリサン・ジャフリは、「正義に対する信頼を揺るがされた」と書いた。
あるツイッターユーザーは、「レイプ犯たちが釈放され、花飾りを首にかけてもらい、お菓子をもらった。これが正義だ」と書き込んだ。
地元のイスラム政党を率いるアサドゥディン・オワイシ議員は、11人の受刑者の釈放を非難したうえで、ナレンドラ・モディ首相と与党のインド人民党(BJP)を、「そのような人々に見返りを与えている」として批判した。2002年に暴動が発生したとき、モディはグジャラート州の首相だった。
インド人民党はヒンドゥー民族主義の政党であり、今回の決定については、野党、活動家、ジャーナリストから痛烈に批判されている。BBCによれば、2014年にインド人民党政権が成立してから、イスラム教徒に対する攻撃が激増しているという。
(翻訳:ガリレオ)