エリザベス女王が、群がる無作法なカメラマンたちを一喝! 珍しいシーンが話題に
Queen's Confrontation With Photographers in Unearthed Video Goes Viral
2006年、BBCの特別ドキュメンタリーシリーズ「Monarchy: The Royal Family At Work」の撮影が行われた。このシリーズの中で、アメリカの有名な写真家アニー・リーボヴィッツが女王のポートレートをどのように撮影するか、女王本人と相談しているときの映像が紹介されている。
手の込んだ礼服を身にまとう女王は、リーボヴィッツから撮影時には「王冠を外してほしい」と求められるものの、冷ややかに返答する様子がカメラに収められている。
「あなたはこれを何だと思っているのです?」
リーボヴィッツは、「王冠がない方がいいと思います」と女王に伝え、「王冠なしで撮影しませんか? そうすれば、もっといい感じですよ。フォーマルな感じが緩和されますから」と提案した。
これに対し、女王はむっとしたように見えた。そして、自身の衣装を指さしながら、「フォーマルさが緩和されるですって? あなたは(この装いを)何だと思っているのですか?」と述べた。
リーボヴィッツは「数フレームだけ」王冠を外してほしいと食い下がったが、女王は笑みを浮かべるだけで答えなかった。
放送当時、このやりとりは大きな注目を集めた。BBCが番組の予告編で、女王が部屋から飛び出したように見える映像を使ったためだ。だがこの映像は、女王が席を立つところではなく、部屋に入ってくるところだと判明し、BBCはその後、バッキンガム宮殿に謝罪している。
ロイヤル・ウィンザー・ホースショーでカメラマンたちを叱る女王を捉えたこの動画は、非常に珍しいものと言える。女王はほとんどの場合、私生活や公の場で「不平を言わない、言い訳しない」という有名なモットーを守っているからだ。
(翻訳:ガリレオ)
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