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野生動物木によじ登るクマ、ワシの巣からヒナを連れ去る
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(写真はイメージです) BEAR:ChristinaPrinn-iStock, EAGLE:BrianEKushner-iStock
<ハクトウワシは周囲を飛び回り、必死に阻止を試みたが......>
先週水曜、樹上に築かれたワシの巣を大きなクマが襲う衝撃的な映像がTikTok上に公開され、ユーザーたちを戦慄させた。
カナダ・サスカチュワン州北部で釣り旅行をしていたヒューデック(@adamjhudec)が撮影した動画は、(20日の時点で)3500件以上のコメントを集めている。
最上部にあるハクトウワシの巣を目指してアメリカクロクマが大木をよじ登る間、親ワシとみられる成鳥が周囲を飛び回って注意をそらそうとしているのが分かる。しかし、クマは動じず、ついには巣に到達。ワシの子を捕まえて木を下り、森の中へと消えて行った。
ワシは世界最大級の鳥類で頂点捕食者だ。丈夫な脚、強力な爪、大きな鉤状のくちばしを持ち、翼は広げると2.5メートルにも及ぶ。
肉や魚を主食とし、食物連鎖の頂点に立つワシが他の動物に狙われることは少ないが、それでも危険な目に遭うこともある。一羽でいる幼鳥や弱った成鳥がクマやオオカミ、ライオン、ワニ、カラスといった外敵に襲われるのだ。
今回脅威となったアメリカクロクマは北米の森林に生息し、木登りを得意とする。山や沼地でも見られる。ベリー類や木の根、サーモンに加えてシカなどの動物も捕食する雑食性だ。
動画を視聴したあるユーザーのジョークは、多くの視聴者の疑問を代弁している。
「ワシがヒナを連れて飛んでいかないのが不思議。絶対できたのに。親とクマはグルだったのでは」
また、別のユーザーは「見ていて悲しいけど、すごいビデオだ」と感想を述べた。
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