ウィンブルドンの試合直前「透ける」とブラを替えさせられた!
Wimbledon Player Mihaela Buzărnescu Forced to Change Bra Before Match
満身創痍で戦う選手のブラに何か問題が?写真は2回戦のブザルネスク Susan Mullane-USA TODAY Sports
<伝統の大会の厳しいドレスコードのおかげで、急遽、コーチのブラを借りなければならなかったほどの一大事とは?>
テニスのウィンブルドン選手権に出場しているルーマニアのスター選手、ミハエラ・ブザルネスクが、1回戦の試合前に下着を着替えるよう命じられる一幕があった。大会のドレスコードに違反しているという理由からだ。1回戦、ドイツのナスターシャ・シュンクとの試合開始直前に、大会側の監督責任者が違反に気づいた。
ブザルネスクは試合後、スポーツ専門メディア「ユーロスポーツ」とのインタビューの中で経緯を明かした。「スポーツブラの色が黒すぎて、(胸のあたりを指して)このあたりが(ウェアの上から透けて)見える可能性があるから着替えるよう指示された」と語った。
「持っていた白いスポーツブラのほうは、(胸が)透けて見えるタイプのものだったから着られなかった。結局、コーチのスポーツブラを借りた」と彼女は笑い、「問題なかったからいい」と述べた。
ウィンブルドン選手権では、出場選手は練習時も試合の際も、厳しいドレスコードに従わなければならない。このドレスコードでは、男子・女子を問わず全ての選手は、下着を含めて「全身白」を身に着けることが義務づけられている。
厳しいドレスコードに賛否の声
大会のドレスコードには、「出場選手の服装はテニスにふさわしい、ほぼ完全に白の装いでなければならない。これは選手がコートに入った時点から適用される」と書かれており、しかも「オフホワイトやクリーム色は白に含まれない」との注意書きがある。
既定にはさらに、「プレー中に観客から見える、あるいは(汗をかいたなどの理由で)透けて見える可能性がある下着も、幅1センチ以内の縁取り以外は完全な白でなければならない」と定め、こう続けている。「白以外のの色で塗りつぶされた部分があってはならない。ネックラインと袖口に一本線の縁取りがあるものは許容されるが、いずれも幅は1センチまででなければならない」
小さなロゴや縁取りはかろうじてOK @MikiBuzarnescu/INSTAGRAM
シューズや帽子、ヘッドバンド、リストバンドやソックスも全て白でなければならない。
ウィンブルドン以外ならカラフルもあり @MikiBuzarnescu/INSTAGRAM