ナイジェリアで売春婦が客に焼き殺される「コーランを持っていた」から
Sex Worker Allegedly Burned Alive by Customer for Having Quran
セックスワーカーの世界的な人権擁護団体「ザ・セックスワーカーズ・プロジェクト」のデータによれば、セックスワーカーが仕事中に性的被害に遭う確率は45~75%にのぼる。また国連が2004年に3つのセックスワーカー擁護団体の情報を基に作成した報告書では、警察が「暴行、セクハラ、公の場での『ジェンダー検査』やレイプ」の加害者になるケースが示された。
イギリスでロンドン大学衛生・熱帯医学大学院とレスター大学が行ったセックスワーカーの死亡事例に関する調査では、犠牲者の大半が女性の、それも路上で客引きをするセックスワーカーであることが分かった。この傾向は1990~1999年にかけてと2000~2009年にかけて一貫して変わらず、2011年以降は、屋内で働くセックスワーカーが殺害されるケースが多く確認されている。
報告書はこの傾向について、「今では路上よりもインターネットでの客引きが主流になっており、多くのセックスワークが屋内で行われているためと思われる」と分析する。「屋内で一人きりで客の相手をする方が、より大きな危険を伴う面もあるかもしれない」