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ウクライナ情勢ロシア軍、キーウにミサイル攻撃 東部セベロドネツクはウクライナが半分奪還
ロシア軍はウクライナの首都キーウ(キエフ)を1カ月超ぶりにミサイルで攻撃した。写真はキーウでミサイル攻撃を受け立ち上る煙(2022年 ロイター/Vladyslav Sodel)
ロシア軍は5日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を1カ月超ぶりにミサイルで攻撃した。一方、激しい戦闘が続く同国東部ではウクライナ側が反撃し、要衝セベロドネツクの半分を奪還したと主張した。
ウクライナはキーウへの攻撃について、ロシア軍がカスピ海上空の爆撃機から長距離ミサイルを発射し、鉄道車両修理工場が被害を受けたと説明。これに対しロシア側は、東欧諸国がウクライナに提供した戦車を破壊したと主張した。
この攻撃で少なくとも1人が病院に搬送されたが、現時点で死者は報告されていない。
キーウへの大規模攻撃は4月下旬以来。ロシア軍はここ数週間、東部と南部に戦力を集中させているが、ウクライナの軍事施設を破壊し西側の武器供与を阻止するためとして、他の地域も散発的に攻撃している。
こうした中、東部ルガンスク州のガイダイ知事は同州セベロドネツクでの戦闘について、ウクライナ軍が一部地域を奪還し、市の半分を再び支配下に置いたと述べた。引き続きロシア軍を押し戻しているという。
ウクライナ軍はルガンスク州とドネツク州で5日に戦車4両を破壊したほか、戦闘用ヘリを撃墜するなどしたとしている。
英国防省は同日、セベロドネツクにおけるウクライナ軍の過去24時間の反撃により、ロシア軍の作戦の勢いが鈍る可能性が高いと分析した。ロシアは自国部隊へのリスクを抑えるため、装備の乏しい親ロ派武装勢力を同市に展開しているという。
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