相次ぐ銃乱射で共和党に改心の兆し?
Is Republican Resistance to Gun Control Finally Breaking?
共和党有力議員では今回も、テッド・クルーズ上院議員とダン・クレンショー下院議員(いずれもロブ小の地元、テキサス州選出)のほか、モー・ブルックス下院議員やマージョリー・テイラー・グリーン下院議員らがすでに、銃規制強化に否定的な見解を示している。AR-15の禁止を積極的に呼びかけているキンジンガーも実は、今期限りでの議員引退を予定している。
トランプ前大統領の見方は
前大統領のドナルド・トランプも在任中は、銃乱射事件が起きるたびに身元調査の改善を何度も求めたが通らなかった。ロブ小事件の3日後に同じテキサス州で開かれた銃のロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」の年次会合でスピーチをした際は、銃規制にはいっさい触れず「教師に銃を持たせるべきだ」と主張した。
民主党所属の上院議員で、上院司法委員会の委員長を務めるディック・ダービンはそれでも、超党派の銃規制にかすかな期待感を表明している。ロブ小の事件後、連邦議員たちの間には「これまでと異なる感情」があると指摘した。「アメリカは、政治的な言い訳にはもううんざりしている」
(翻訳:ガリレオ)