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ウクライナ情勢マリウポリの製鉄所から民間人退避開始 国連が主導

ウクライナ南東部マリウポリで、ロシア軍に包囲されているアゾフスターリ製鉄所から民間人の退避が始まった。国連と国際赤十字委員会(ICRC)が両国と調整して実施している。写真は製鉄所付近を離れ、仮設宿泊所近くのバスから外を見ている民間人の避難民。1日撮影(2022年 ロイター/Alexander Ermochenko)
ウクライナ南東部マリウポリで、ロシア軍に包囲されているアゾフスターリ製鉄所から民間人の退避が始まった。国連と国際赤十字委員会(ICRC)が両国と調整して実施している。
国連は、4月29日から退避作業を行っていると明らかにした。
ロイターは1日、マリウポリから約30キロ東の親ロシア派支配地域、ドネツク州ベジメンネの一時宿泊施設に数十人の民間人が到着するのを確認した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、第1陣の100人が2日に南部ザポロジエに到着する予定だとツイッターで明らかにした。また、さらなる民間人退避に向けて国連と協力していると述べた。
ベレシュチュク副首相は、ビデオ演説で「退避作業は継続している」と述べた。
イェルマーク大統領府長官は「これは第1段階であり、今後も民間人と部隊をマリウポリから退避させる」とテレグラムに投稿し、兵士の退避にも言及した。

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