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欧州スウェーデン、NATO加盟申請へ 与党が反対方針を転換
スウェーデンのアンデション首相は5月15日、北大西洋条約機構(NATO)加盟申請に向けた幅広い支持を16日に議会で求める方針を示した。ストックホルムで撮影(2022年 ロイター/News Agency/Fredrik Persson via REUTERS)
スウェーデンのアンデション首相は15日、北大西洋条約機構(NATO)加盟申請に向けた幅広い支持を16日に議会で求める方針を示した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、与党・社会民主労働党が15日、長年にわたる加盟反対の立場を転換した。
アンデション首相は党内での議論を受け、NATO加盟が「スウェーデンと国民の安全保障のために最善だ」と表明。「中立の立場はこれまで有益だったが、将来的には以前ほど有益にならないというのが結論だ」と述べた。
野党の多くは既に加盟を支持していることから、社会民主労働党の方針転換によって議会の大部分が賛成派となり、政府が正式に加盟申請する運びとなる見通し。
国民による加盟支持は、ロシアによるウクライナ侵攻前の約40%から60%以上に広がっている。
フィンランドではこの日、ニーニスト大統領が加盟申請を正式に表明した。
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