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ダイバーシティ米バイデン政権、パスポートの性別欄に中立の「X」追加 他の証明書でも来年設定
バイデン米政権は、多様な性自認に対応し、4月11日からパスポート(旅券)申請書の性別欄に男性と女性以外に「X」の選択肢を追加すると発表した。写真はカリフォルニア州 で2008年1月撮影(2022年 ロイター/Fred Greaves)
バイデン米政権は31日、多様な性自認に対応し、4月11日からパスポート(旅券)申請書の性別欄に男性と女性以外に「X」の選択肢を追加すると発表した。他の証明書についても来年、同様の措置をを取る方針を示した。
性自認が男女のどちらでもない「ノンバイナリー」、身体的特徴から男女の区別が難しい「インターセックス」といった人たちに配慮した。米国では昨年10月に性別欄に「X」とあるパスポートが初めて発行された。
出生時の性と自認する性が異なる「トランスジェンダー可視化の日」に合わせて発表した。
一方、オクラホマ、アリゾナ両州の共和党知事は前日、トランスジェンダーのスポーツ選手が学校で女子競技に参加することを禁止する法案に署名し、成立した。同様の法律を導入する動きがこのところ広がっている。
ホワイトハウスはトランスジェンダーの人々が直面する壁を取り除くための一連の方策に関する声明で「全米各地の州議会で可決された、危険な反トランスジェンダーの法的攻撃拡大を改めて非難する」とした。
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