最新記事

ウクライナ難民

【映像】難民の子と戯れる国境警備隊が「本物のヒーロー」と話題に

2022年3月23日(水)19時30分
川口陽
ウクライナ難民とスロバキアの国境警備隊

@reddit.saved/TikTok

<一瞬だとしてもウクライナから逃れてきた子供たちの苦しみを紛らわせたとして、スロバキアの国境警備隊に称賛が集まる>

ウクライナとスロバキアの国境で撮影された一つの映像が、ネットユーザーの間で評判になっている。

スロバキア警察は17日、2人の国境警備隊が子供たちと遊ぶ様子をフェイスブックに投稿した。1人は幼児を抱っこしながらおもちゃを使って楽しませ、もう1人は難民の荷物と思われる大きなバックパックを背負いながら子供たち2人に優しい笑顔を向けている。小学生くらいの男の子は警備隊に追いかけられて元気に駆け回り、母親と思われる女性が穏やかな表情でそれを見守っている。

この映像は23日の時点で108万回の再生を記録。インターネット掲示板「レディット(Reddit)」のフォーラム「Made Me Smile」でも拡散され、戦争の闇の中に人間の優しさを見たという内容のコメントが多く寄せられた。

レディットのユーザーu/Virtual_Ad5553は「この人たちはすごい。本物のヒーローだ!」とコメント。

u/Designer-Ruin7176は「この一瞬だけでも子供たちの痛みを取り除いてくれた彼らに祝福を」と感謝を述べた。

スロバキア警察はフェイスブック投稿の中で次のように語る。

「戦争がじきに終わり、人間の思いやりが悪に打ち勝つという希望を私たちに持たせてくれるような瞬間だ」

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ高等弁務官は、ロシアの侵攻によって1000万人以上のウクライナ人が故郷を追われたことを明らかにした。

@reddit.saved Slovak border guards welcoming Ukrainian refugee kids into Slovakia #ukraine #mademesmile ♬ Unstoppable - Sia
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレ

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 5
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 6
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 10
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴え…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中