最新記事
ウクライナ情勢キエフ市長がローマ教皇を招請「ウクライナの人々と共に平和の祈りを」
ウクライナの首都キエフのビタリ・クリチコ市長(写真中央)が、ローマ教皇フランシスコを招請する書簡を送付し、教皇の訪問が人命を救い平和を実現する「鍵」になると訴えた。写真は6日、キエフにあるウクライナ軍の検問所で撮影(2022年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
ウクライナの首都キエフのビタリ・クリチコ市長が、ローマ教皇フランシスコを招請する書簡を送付し、教皇の訪問が人命を救い平和を実現する「鍵」になると訴えた。
ウクライナのビザンチン典礼カトリック協会指導者と在バチカン(ローマ教皇庁)ウクライナ大使も先月、戦争開始前に教皇を招請していた。
バチカンは声明で8日付の書簡を教皇が受け取ったことを確認。教皇がウクライナ人のために祈っていると述べる一方、招請や訪問には言及しなかった。
市長は書簡で、「われわれは、教皇がキエフに来ることが人命救助と、市内から国、国外へと続く平和の道筋の鍵になると信じている」と呼び掛け、必要ならあらゆる支援を提供する用意があるとした。また、訪問が不可能な場合はゼレンスキー大統領を交えたビデオ会議を行うことを提案した。
書簡は「精神的指導者である教皇に、共に平和を訴えることを通じて共感を表し、ウクライナの人々と共にあるようお願いする」としている。
【話題の記事】
・ロシア戦車を破壊したウクライナ軍のトルコ製ドローンの映像が話題に
・「ロシア人よ、地獄へようこそ」ウクライナ市民のレジスタンスが始まった
・【まんがで分かる】プーチン最強伝説の嘘とホント
・【映像】ロシア軍戦車、民間人のクルマに砲撃 老夫婦が犠牲に