最新鋭のミグを迎え撃つウクライナ空軍の装備は、なぜソ連時代のポンコツなのか
Ukraine's 30-Year-Old Fighter Jets Hand Russia the Air Advantage in Any War
またフォーリン・ポリシー誌は、ウクライナはレーダーや対空ミサイル、さらには指揮系統に至るまでの全てについて、支援が必要な状態だと報道。標的識別能力を確立するために防空能力を調整し、新たに沿岸防衛用ミサイルを調達する必要があるとも指摘した。
ロシアの航空能力は、ウクライナにとってかなりの脅威だ。国境を越えて進軍してくる場合、ロシア軍は長距離防空システム「S400」を前線に配備する可能性があり、そうなればウクライナ空軍は太刀打ちできない。ジム・タウンゼンド元米国防次官補代理(欧州・NATO担当)はフォーリン・ポリシーに対し、ロシアがウクライナの空港や滑走路、地上の防衛部隊に対してミサイルを使用する可能性もあると語った。
ロシア空軍はSu27戦闘機やミグ29を使う見通しだが、高価値の標的に対しては(Su27をさらに改良した次世代主力機)Su35やSu34を使う可能性もある。
グレッセルは「一対一の戦いなら、ウクライナが踏ん張れる可能性は十分にある」と言う。「問題は、ロシアが航空面と情報面での強みを利用してウクライナの弱点を突き、ウクライナが手も足も出なくなる可能性があることだ」
「航空機を使った作戦でウクライナ軍を足止めすることで、ロシア側は必要に応じて必要な場所に優秀な地上部隊を投入し、集中的に攻撃を行ってまた移動していくことができる」
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