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災害トンガ、電話通信が一部復旧 空港で火山灰除去進む
海底火山の大規模な噴火が発生した南太平洋のトンガでは20日、断絶していた国外との通信が一部復旧した。噴火を捉えた衛星写真、15日、CIRA/NOAA提供(2022年 ロイター)
海底火山の大規模な噴火が発生した南太平洋のトンガでは20日、断絶していた国外との通信が一部復旧した。
トンガでは15日の大規模噴火を受けて津波が発生し、これまで3人の死亡が確認された。
通信会社デジセルは19日遅く、国際電話のサービスが復旧したと発表した。ただ、インターネット接続の完全復旧には1カ月以上かかる見通しという。
ニュージーランドのオークランド在住トンガ人、ジョン・プルさんは、家族と連絡が取れ、安否確認ができてほっとしていると述べた。
地元のジャーナリストはロイターの取材に対して、火山灰の除去作業が進められているが、飲料水不足を懸念していると説明。食料は数週間持ちこたえるかもしれないが、飲料水は分からないと語った。
国連によると、トンガの人口の80%以上に当たる約8万4000人が大きな被害を受けた。
国連のステファン・ドゥジャリク報道官は記者団に「家屋の倒壊や通信手段、水などなどさまざまな問題がある」と述べ、最も急を要する支援は安全な水や食糧などの確保だと説明した。
現地の国際空港では滑走路などに積もった火山灰の除去作業が進められている。国連は20日に空路での往来が再開されることに期待を示した。
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