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パンデミック冬季五輪開幕間近な北京で初のオミクロン株市中感染、上海でも確認
冬季五輪開幕を控えた中国北京市で、新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が初めて確認された。国営メディアが15日伝えた。上海市でも感染が報告された。写真は1月13日、北京で撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter)
冬季五輪開幕を控えた中国北京市で、新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が初めて確認された。国営メディアが15日伝えた。上海市でも感染が報告された。
北京市の衛生当局者が会見し、検査でオミクロン株の感染者を確認したと明らかにした。
当局は感染者の居住地域や職場を封鎖し、封鎖対象に関連する人々から2430の検体を採取した。
2月4日の北京冬季五輪開幕を控え、中国は感染拡大を警戒して規制を強化している。開幕直前の1月末からは、例年帰省ラッシュとなる春節の連休が始まる。当局は不要不急の移動自粛を呼び掛け、空の便も国内線・国際線で数十便が運休となった。
オミクロン株感染はこれまでに、北京に近い天津市、中部の河南省、南部の広東省、東北部の遼寧省などで報告されている。
中国国家衛生健康委員会(NHC)は15日の会見で、上海市でオミクロン株の感染を確認したと発表した。感染者数や、市中感染か海外からの渡航者なのかは明らかにしていない。
さらに具体的な地域は伏せた形で、14の省で入国者のオミクロン株感染を確認したことも発表した。
NHCの15日の発表によると、14日に報告された新規感染者数は165人(前日は201人)。うち104人が市中感染(前日は143人)。
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