最新記事

後遺症

コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師

What We Know About COVID and Penis Size as Man Says It Shrunk His Genitals

2022年1月14日(金)19時31分
エド・ブラウン

血流への悪影響によって勃起不全に

この障害は、男性器や勃起につながっている。勃起とはそもそも血流現象だからだ。ウィンターはこう説明する。「勃起するのは、大量の血がペニスに流れ込んでそこにとどまるからだ。ペニスの血管に影響があれば勃起不全になる」

学術誌「ワールド・ジャーナル・オブ・メンズ・ヘルス」では2021年5月に、新型コロナウイルス感染症と勃起不全に関する研究が発表された。そこでは、初期感染時から長期間が過ぎても、人間のペニス内でウイルスの痕跡が発見されたと結論づけている。そして、ウイルスがペニス内の血流に影響を与えたことが、勃起機能の不全につながった可能性を示唆した。

しかしウェリバーはポッドキャストで、こうしたケースがどの程度の数に上るのかは定かでないと述べた。というのも、無症状の感染者が相当数いるため、新型コロナウイルスの男性感染者の総数が不明だからだ。

その一方で、2020年には、ある男性が新型コロナウイルス感染症に伴って血栓を発症した影響で、何時間も勃起したままの持続勃起症を発症した事例も報告されている。
(翻訳:ガリレオ)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米教育省、職員の半数を一時帰休に トランプ大統領の

ワールド

米国抜きで軍幹部会合、西側諸国 ウクライナ停戦後の

ワールド

再送-トランプ氏の長男がセルビア訪問、ブチッチ大統

ビジネス

25年春闘、三菱電は1万5000円で回答 組合要求
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 3
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 4
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 5
    スイスで「駅弁」が完売! 欧州で日常になった日本食、…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 8
    トランプ=マスク独裁は許さない── 米政界左派の重鎮…
  • 9
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 10
    企業も働き手も幸せに...「期待以上のマッチング」を…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 4
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 10
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中