カザフスタン大統領「デモ隊はテロリスト」 さらなる騒乱には射殺命令
中央アジア・カザフスタンのトカエフ大統領は7日、デモ参加者を「無法者」や「テロリスト」と呼んだ上で、さらなる騒乱が起きれば射殺するよう命じたと表明した。騒乱後のアルマトイで7日撮影。(2022年 ロイター/Pavel Mikheyev)
中央アジア・カザフスタンのトカエフ大統領は7日、デモ参加者を「無法者」や「テロリスト」と呼んだ上で、さらなる騒乱が起きれば射殺するよう命じたと表明した。
燃料価格高に端を発した抗議デモが全国的に広がってから1週間が経過するなかテレビ演説し、最大2万人の「無法者」が主要都市アルマトイを襲い、国有財産を破壊したと述べた。
その上で、「対テロリスト」作戦の一環として、法執行機関と軍隊に「警告なしに射殺する」よう命じたと表明。「武装勢力は武器を捨てておらず、犯罪を継し続け、あるいは準備している。この勢力との戦いは最後まで続ける必要があり、投降しない者は誰であろうと粉砕する」と語った。
大統領はまた、デモ隊との話し合いを求める訴えを拒否。「愚かだ。犯罪者や殺人者とどのような話し合いができるというのか」と述べた。
さらに、ロシアのプーチン大統領をはじめ、中国、ウズベキスタン、トルコの首脳の支援に感謝の意を示した。
【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...