恋人を自殺に追い込んだ全米2例目の「テキストメッセージ殺人」
Inyoung You, Who Urged Boyfriend to Kill Himself in Texts, Pleads Guilty, Avoids Prison
遺族は、法廷で読み上げられた声明のなかで、アレクサンダーの大学卒業を祝うために車でボストンに向かったが、代わりに葬儀を手配することになってしまったと述べた。
「私たちには怒りや復讐の思いはない。アレクサンダーの人生を悼み、偲ぶなかで、時間が私たちを導いていってくれると考えている」
ユウは2019年11月の罪状認否前、無実を訴えていたときに、広報会社を通じてテキストメッセージを公開した。そのなかでユウは、自分はウーテュラの自殺を阻止しようとしたと述べた。GPSでウーテュラの居場所を突き止め、ウーテュラのきょうだいに助けを求めるとともに、現場で必死で止めたが、彼は彼女の目の前で飛び降りた。
ユウの弁護人は法廷で、自分の依頼人は「心を取り乱し」、深く後悔していると述べた。
この事件は、HBOのドキュメンタリー映画にもなったミシェル・カーター事件と比較された。全米を騒然とさせたこの事件では、マサチューセッツ州在住の女性ミシェル・カーター(当時10代)が、ボーイフレンドだったコンラッド・ロイ(同じく当時10代)に、テキストメッセージと電話で自殺をそそのかした。ロイは2014年に自殺。カーターは過失致死で有罪となり、2017年に禁固15カ月の判決を受けた。
(翻訳:ガリレオ)