オミクロン株で初の死者確認 「弱いウイルスという先入観」が危険なワケ
First Omicron Death Reported As Cases of COVID Variant Explode
「これまでの多くの感染者の症状は軽く、ほかの変異株と比べると、オミクロンの毒性は弱いように見える。これについては、近いうちにさらなるデータが得られるだろう」と彼女は述べ、さらにこう続けた。「だが症状が軽いだけがオミクロン株の特徴ではない。同変異株が重い症状を引き起こす可能性は十分にあり、死者は出るだろう」
米公衆衛生局の元長官であるジェローム・アダムスも、12月5日に同様の指摘を行っている。アダムスはツイッターへの投稿で、(オミクロン株の)感染拡大ペースの速さが重症化率の低さを帳消しにして、死亡率を高める可能性があると述べた。
オミクロン株については、新型コロナワクチンの追加接種を受けることで発症予防効果が高まることを示唆するデータが出ており、同変異株の拡大を受けて、複数の国が追加接種計画を強化している。
2025年1月28日号(1月21日発売)は「トランプの頭の中」特集。いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら