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南アフリカ、11月にはオミクロン株が74%に置き換わり 陽性率急上昇

2021年12月2日(木)10時16分
新型コロナウイルス対策の防護服を着た医療従事者

南アフリカの国立伝染病研究所(NICD)は1日、11月に実施された新型コロナウイルスの遺伝子解析の結果では74%が新変異株「オミクロン株」だったと明らかにした。10月撮影(2021年 ロイター/Siphiwe Sibeko)

南アフリカの国立伝染病研究所(NICD)は1日、11月に実施された新型コロナウイルスの遺伝子解析の結果では74%が新変異株「オミクロン株」だったと明らかにした。オミクロン株の感染が9州のうち5州で確認されたとしている。

NICDによると、国内でオミクロン株が最初に検出されたのは11月8日で、最も人口が多いハウテン州で検出された。10月末まではデルタ株が主流だったが、11月に入ってからオミクロン株がデルタ株より優勢になったとしている。

現在ではハウテン州のほか、東ケープ州、クワズール・ナタール州、ムプマランガ州、西ケープ州でオミクロン株を検出。ただNICDはオミクロン株の総感染件数は明らかにしていない。

NICDによると、南アフリカの新型コロナ検査の陽性率は1日で16.5%と、前日の10.2%から急上昇。ただ、感染による死者数と入院者数に変化はない。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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