北朝鮮国内で『イカゲーム』の違法コピーを販売した男性に死刑判決
North Korean Reportedly Sentenced to Death for Smuggling Copies of Netflix's 'Squid Game'
『イカゲーム』は、ネットフリックス史上最大の視聴回数を記録したヒット作となっている。同社の2021年第3四半期決算によれば、配信開始からわずか1カ月で、1億4200万世帯で視聴され、94カ国で1位を獲得した。また、アメリカのネットフリックス人気ランキングで初めて1位を獲得した韓国オリジナル作品でもある。
『イカゲーム』は、ディストピアのような世界を舞台に、借金まみれの人々が、子供の伝統的な遊びを通じて、互いに激しく戦い合いながら賞金獲得を目指す物語だ。そうした内容が、一党独裁の体制下に置かれた北朝鮮の人々の共感を呼んだと、情報筋はRFAに語っている。
北朝鮮の北西部にあり、中国と国境を接する行政区「平安北道」に住む別の住民は、『イカゲーム』は命の危険を冒して物資を持ち込んでいる密輸入者たちの共感も得たと語っている。密輸入者が超える中国と北朝鮮の国境は以前から取り締まりが厳重だったが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生した直後から、規制がさらに厳しくなっている。
(翻訳:ガリレオ)