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韓国ソウル郊外の宗教施設でクラスター発生 住民の半数超が陽性に

2021年11月25日(木)11時18分
韓国・天安市での新型コロナウイルス検査

新型コロナウイルス感染者が再び急増している韓国で、首都ソウル南部・天安市の宗教施設で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことが分かった。写真は23日撮影。サードパーティ提供(2021年 ロイター)

新型コロナウイルス感染者が再び急増している韓国で、首都ソウル南部・天安市の宗教施設で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことが分かった。

天安市の当局者によると、市内にある住民427人が住む地域の施設で、信者ら少なくとも241人が新型コロナウイルス検査で陽性と判明した。住民の約90%がワクチンを接種しておらず、宗教活動を通じ密な生活を送っているほか、信徒の多くは年齢60歳以上の高齢者という。

韓国疾病予防管理庁(KDCA)は24日、1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者(23日分)が4116人報告され、過去最多となったと発表した。

韓国では昨年にも、南東部大邱市の新興宗教団体「新天地イエス教会」の信者の間で集団感染が発生している。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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