ロシアが国境で部隊増強、ウクライナを攻める準備か
U.S., NATO, EU Rally to Support Ukraine as Russia Masses Troops on Border
ストルテンベルグは、ロシアの意図を臆測で語ることは避けたいとしながらもこう警告した。「我々は、兵力の異常な集結を目の当たりにしている」「ロシアはこれまでも、ウクライナを攻撃する前にこうして軍事力を積極的に用いてきたことを我々は覚えている」
ウクライナとの国境に兵力を集結するのは危険だ、とストルテンベルグは指摘。ロシアが「ウクライナに対する軍事攻撃的な行動」に踏み切った場合、地域住民はわずかな警告時間しか得られなくからだ。
ウクライナの最終的な目標は、ロシアによるあらゆる直接的な攻撃行動を阻止することだ。国際社会の注目や、同盟国の支援を求めることも、この目標を達成するための手段の1つだ。
こうした非難をロシア政府高官が根拠のないものとして否定し続ける中で、ウクライナ外相のクレバは10日の記者会見で、ウクライナが取れる最善の策は準備態勢を整えることだと述べた。
「我々は引き続き注意を怠らず、粘り強く取り組む必要があるが、その一方で、できるだけ早急に、我々の防御力における不足領域をすべて埋める必要もある」とクレバは述べた。「それゆえに我々は、(アメリカという)パートナーと、最も差し迫った必要が生じている案件に関して多数の問題を協議した」
(翻訳:ガリレオ)
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