不気味過ぎて超人気!韓国「イカゲーム」の殺人人形が街に現れネット騒然
'Squid Game' Creators Install 'Murdering Doll' Outside Shopping Mall to Catch Jaywalkers
フィリピン・マニラの交差点に表れた3メートルの殺人人形(9月30日) Eloisa Lopez-REUTERS
<ネットフリックス史上最大のヒットになる勢いで世界を席巻する韓国ドラマ「イカゲーム」に登場する巨大人形のレプリカの目的はプロモーションだけじゃない!?>
ネットフリックスが、人気ドラマシリーズ『イカゲーム』に登場する「殺人人形」のレプリカを、フィリピンのショッピングモールに設置したと複数のメディアが伝えている。だが、この人形は単なる番組の宣伝ツールではない----信号無視をする人をキャッチすることもできるのだ。
ストリートファッション専門の米オンラインメディア「ハイプビースト」によると、高さ約3メートルのこのレプリカは、9月にマニラのショッピングモール「ロビンソン・ガレリア・オルティガス」の外に設置された。『イカゲーム』シリーズのファンにとって、この人形の存在は、エキサイティングであると同時に、ちょっとした不安をかきたてられるものでもある。
韓国の『イカゲーム』シリーズは、莫大な借金を抱えた数百人の参加者が、巨額の賞金を勝ちとるために子ども向けゲームをプレイするテレビドラマだ。
最初のエピソードでは、「だるまさんがころんだ」(英語では「Red Light Green Light(赤信号、青信号)」)をする参加者たちを、巨大な人形が監視する。この人形は、信号が赤になっても動いた者をゲームから「排除する」ためのものだと参加者は説明される。だが、「排除された」プレイヤーはその場でただちに撃ち殺されてしまう。
赤信号で渡ると頭がぐるり......
ドラマに登場する人形と同じように、ショッピングモールのレプリカも人の動きを検知する。オンライン誌「テックレーダー」によれば、このレプリカは近くの横断歩道を監視している。赤信号のときに歩行者が道を横断すると、人形の目が光り、頭がぐるりと回って横断者のほうを向くしかけだ。
人形と一緒に写真をとろうとポーズをとる訪問者もいる。
バネッサ・アイザック・ペレス(@viprawr)がTikTokにアップし、口コミで1億4000万回近い視聴回数を集めている動画では、このレプリカ人形とともに、実際に「だるまさんがころんだ」をするグループが映っている。グループのメンバーが動きを止めると、人形の頭が回転して彼らのほうを向き、目が赤く光る。
@viprawr RED LIGHT, GREEN LIGHT! ‼️‼️‼️ #squidgame #fyp #foryou
Squid Game - Green Light Red Light - Yovinca Prafika
フォーチュンの報道によれば、ネットフリックスのテッド・サランドス共同最高経営責任者は『イカゲーム』の人気について、ネットフリックス史上最高の視聴回数に到達しそうな勢いだと話したという。公開から最初の28日間で、世界中の8200万がこのシリーズを視聴する見込みだ。
現時点で、ネットフリックス史上もっとも視聴された番組は『ブリジャートン家』だ。NBCニュースの報道によれば、19世紀初頭のロンドンを舞台にしたこのドラマは、公開から最初の28日間で8200万人が視聴したという。2位タイの『ウィッチャー』と『ルパン』パート1は、それぞれ7600万人が視聴した。
(翻訳:ガリレオ)