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核開発北朝鮮、寧辺の原子炉を再稼働させたもよう=IAEA報告書
国際原子力機関(IAEA)がまとめた27日付の年次報告書によると、北朝鮮は、核開発用のプルトニウムを生産していたと考えられている寧辺の原子炉を再稼働させたもようだ。写真は北朝鮮の国旗。クアラルンプールの北朝鮮大使館で2017年3月撮影(2021年 ロイター/Edgar Su)
国際原子力機関(IAEA)がまとめた27日付の年次報告書によると、北朝鮮は、核開発用のプルトニウムを生産していたと考えられている寧辺の原子炉を再稼働させたもようだ。
IAEAは、2009年に北朝鮮が査察官を国外退去させて以来、同国への立ち入りができなくなっており、主に衛星画像を使って北朝鮮の核活動を監視している。
報告書は、寧辺にある5メガワットの原子炉について「18年12月上旬から21年7月初めまで、稼働を示す兆候はなかったが、21年7月上旬以降、冷却水の排出など原子炉の稼働と一致する兆候が見られている」としている。
IAEAは6月、寧辺の施設で核兵器に使用可能なプルトニウムを使用済み原子炉燃料から分離する再処理作業が行われている可能性があるとしていた。
今回の報告書では、2月中旬から7月上旬までの約5カ月にこの作業が行われたとみられるとし、廃棄物処理やメンテナンスであれば必要な期間はもっと短いと指摘。
原子炉と使用済み燃料再処理施設の稼働に関する新たな兆候に深い懸念を示した。
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