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ロシア米英、ロシア連邦保安局メンバー7人に制裁 反体制派ナワリヌイ氏毒殺未遂巡り
米国は英国と協力し、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏(写真)の毒殺未遂事件の容疑者に対して措置を講じると発表した。写真は昨年2月、モスクワで撮影(2021年 ロイター/Shamil Zhumatov/File Photo)
米国と英国は20日、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件に関与した疑いのあるロシア連邦保安局(FSB)のメンバーとされる男7人に制裁を科すと発表した。
共同声明で「われわれはロシアに対し、化学兵器禁止条約(CWC)を完全に順守するよう求める」とし、「化学兵器の使用を禁止する国際的な規範を維持する決意を固めている」とした。
英外務省は「制裁対象者はナワリヌイ氏毒殺を巡る計画または実行に直接的な責任がある」と指摘。「われわれはロシアの化学兵器使用が国際法に違反しているという明確なメッセージを送っている。透明性のある犯罪捜査が行われる必要がある」とした。
これとは別に、米国は化学兵器の研究やナワリヌイ氏暗殺計画に関与したとして別の当局者2人と4機関にも制裁を科した。
ロシア外務省のザハロワ報道官はソーシャルメディアで、「一方的な制裁は国連安全保障理事会で承認されておらず違法だ」と指摘。「ロシアは自ら課した国際的な義務に従って化学兵器の貯蔵庫を破壊した。北大西洋条約機構(NATO)加盟国、例えば米国について同じことは言えない」とした。
制裁対象者からのコメントは現時点で得られていない。
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