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東京五輪ベラルーシ東京五輪関係者2人、参加資格剥奪 既に選手村から退去させられ帰国へ

東京五輪のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手への帰国強制に関わった同国の代表団関係者2人が、同大会の参加資格を剥奪され、帰国する見込みとなった。写真はワルシャワで会見に臨むツィマノウスカヤ選手、5日撮影(2021年 ロイター/Darek Golik)
東京五輪のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手への帰国強制に関わった同国チームの関係者2人が、同大会の参加資格を剥奪され、帰国する見込みとなった。関係者が6日、匿名を条件に明らかにした。
2人はすでにチームが滞在する選手村から退去させられたという。
国際オリンピック委員会(IOC)は、2人が同選手への帰国強制に関わったとして、2日前から懲戒手続きに着手していた。
東京五輪の陸上競技に参加予定だったツィマノウスカヤ選手(24)は1日、同氏の批判に怒ったコーチに帰国を命じられたが、空港で帰国便への搭乗を拒否し、日本の警察に保護を求めた。その後、ポーランド政府が人道的査証(ビザ)を発給し、4日に日本を出て、亡命先のポーランドに到着。現地で5日に夫と再会した。
ベラルーシ・オリンピック委員会は当初、同選手の心理状態に関する医師の助言に従ってコーチが選手の大会参加を見送ったと説明していた。6日時点で東京の同国五輪チームのコメントは得られていない。

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